さくら葬祭葬儀用語辞典
- 2018年09月21日
灯籠流し (とうろうながし)
灯籠流し(とうろうながし)または精霊流し(しょうりょうながし)は、死者の魂を弔って灯籠(灯篭)やお盆の供え物を海や川に流す日本の行事。灯篭流しとも表記する。
一般的には、お盆の行事送り火の一種である。しかしながら、「お盆」時期についての解釈が地方によって異なることや、特別の追悼行事として行う場合もあり、日本全国で一斉に行われるわけではない。また、灯籠流しを行わない地域も多い。雛祭りの原型とされる流し雛の行事との類似性が指摘される。 近年は海や川の汚染が問題になり、灯籠をそのまま海に流すことは昔と比べると少なくなっている。自治体が放流を禁じている例もある。その場合は、川の下流などで灯籠を回収したり、河川敷や海岸に集め回収することになる。しかし、費用の問題から回収せずにそのまま流してしまう例も少なくない。 長崎県の精霊流し(しょうろうながし)は、他の地域と異なる派手な行事で、さだまさしによる音楽・小説・映画・TVドラマなどでも有名である。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 2018年09月21日
常世 (とこよ)
常世(とこよ)とは、かくりよ(隠世・幽世)ともいい、永久に変わらない(変化の無い世界であり、例えるなら因果律がないような定常的であり、ある部分では時間軸が無いともいえる様な世界)神域であり、死後の世界や「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した。日本神話や古神道や神道の重要な二律する世界観の一方であり、対峙して「現世(うつしよ)」がある。
「常夜」とは、常に夜である夜の状態でしかない世界であり、常夜という表記の意味から、死者の国や黄泉の国とも同一視される場合もあるが、折口信夫の論文『妣が国へ・常世へ』(1920年に発表)以降、特に「常世」と言った場合、単なる死者の国ではなく、海の彼方・または海中にあるとされる理想郷であり、マレビトの来訪によって富や知識、命や長寿や不老不死がもたらされる『異郷』であると定義されている。 古神道などでは、神籬(ひもろぎ)・磐座(いわくら)などの「場の様相」の変わる山海や森林や河川や大木・巨岩の先にある現実世界と異なる世界や神域をいう。
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- 2018年09月21日
土葬 (どそう)
土葬(どそう)は、遺体をそのまま埋葬することである。
人が死ぬといろいろな事情から遺体を見えなくする「葬る」という行為を行なう。石器時代から人の死に際して「葬」が発見されているが、その一つに土に穴を掘って埋める埋葬がある。そのうち遺体そのままに埋めるのが土葬である。もっとも古いものはネアンデルタール人によるものが知られる。
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- 2018年09月21日
散骨 (さんこつ)
散骨(さんこつ)とは、一般には、故人の遺体を火葬した後の焼骨を粉末状にした後、海、空、山中等でそのまま撒く葬送方法をいう。
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- 2018年09月21日
死亡診断書 (しぼうしんだんしょ)
死亡診断書(しぼうしんだんしょ)とは、死亡事由などについての検案について記した書類で診断書の一つである。死体検案書と同様に死亡を証明する効力を持つ。診断した医師もしくは歯科医師のみが死亡診断書を発行できる。なお、死亡診断書と死体検案書の様式は同一のものである。また、死因統計作成の資料としても用いられる。 最終診察後24時間以内でかつ死因が明らかに診療中のものである場合については死亡診断書が作成される。それ以外の場合はたとえ病院内で死亡した場合であっても死亡診断書を作成することはできず、医師は死体を検案しなければならない。
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- 2018年09月21日
焼香 (しょうこう)
焼香(しょうこう)とは、仏教において、香を焚くこと。特に、仏や死者に対して香をたいて拝むこと。焚香ともいう。塗香に対する言葉。
線香で行う場合と抹香で行う場合がある。 線香焼香は、日常のお参りに用いられるもので、一般には「線香を上げる」と言われる。抹香焼香は、細かくした香(抹香)をつまみ、香炉にパラパラと落として焚くもの。通夜、葬儀、法要などで行われる。一般には、こちらを焼香という。ここから抹香を指して焼香ともいい、むしろ抹香はこちらの呼び方が通りが良い。 心と身体の穢れを取り除き、清浄な心でお参りする際の作法とされる。左手に数珠を掛けて右手で焼香をする。親指、人指し指、中指の三指で香をつまむが、作法は宗派によって異なる。
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- 2018年09月21日
精進落とし (しょうじんおとし)
精進落とし(しょうじんおとし)とは、もともと四十九日の忌明けに精進料理から通常の食事に戻すこと。精進明け、精進上げとも言う。 しかし現代においては、火葬場から戻った後に行う初七日法要の際に、僧侶や世話役などの労をねぎらう宴席において精進落としが行われることも多い。
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- 2018年09月21日
精霊棚 (しょうりょうだな)
精霊棚(しょうりょうだな)は日本の習俗的行事お盆において先祖、精霊を迎えるための棚。盆棚とも。 一般的には盆期間中、台の上に真菰のござを敷いたものに、仏壇から取り出した位牌、三具足を飾り、お供え物を置くための棚。 地域によって、形態は異なる。
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- 2018年09月21日
精霊流し (しょうりょうながし)
灯籠流し(とうろうながし)または精霊流し(しょうりょうながし)は、死者の魂を弔って灯籠(灯篭)やお盆の供え物を海や川に流す日本の行事。灯篭流しとも表記する。
一般的には、お盆の行事送り火の一種である。しかしながら、「お盆」時期についての解釈が地方によって異なることや、特別の追悼行事として行う場合もあり、日本全国で一斉に行われるわけではない。また、灯籠流しを行わない地域も多い。雛祭りの原型とされる流し雛の行事との類似性が指摘される。 近年は海や川の汚染が問題になり、灯籠をそのまま海に流すことは昔と比べると少なくなっている。自治体が放流を禁じている例もある。その場合は、川の下流などで灯籠を回収したり、河川敷や海岸に集め回収することになる。しかし、費用の問題から回収せずにそのまま流してしまう例も少なくない。 長崎県の精霊流し(しょうろうながし)は、他の地域と異なる派手な行事で、さだまさしによる音楽・小説・映画・TVドラマなどでも有名である。
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- 2018年09月21日
伸展葬 (しんてんそう)
伸展葬(しんてんそう;extended burial)とは、文化人類学、考古学において、体全体を伸ばした状態で埋葬すること、またそのような埋葬の方法のことを指す。基本的には、屈葬と区別する用語であるので、腕をのばしている場合、胸の上に手を置く場合、仰向けの場合(仰臥伸展葬)、うつ伏せ(俯臥)の場合が考えられる。研究者間では、単純に遺体が埋葬された場合の姿勢だけではなく、遺体を伸展葬しうる容器としての棺、伸展葬を意識している包装の出現があってはじめて、屈葬と区別する意義があると考えられている。
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