葬儀用語辞典 - さくら葬祭 - Page 2

葬儀用語辞典

葬儀・家族葬・火葬式のさくら葬祭。さいたま市(中央区・大宮区・浦和区)を中心に埼玉県全域に対応しております。

葬儀・家族葬の事ならさいたま市の葬儀社 さくら葬祭 霊安室 完備しております

病院などでお亡くなりの場合に、
「 事情があり家に連れて帰れないので、葬儀を執り行うまでの間は、
どこかで故人を預かってもらいたいのですが 、お願いできますか?」
などの、ご相談をよくいただきます。
いろいろな事情もあり、そのような事は仕方がない事と思います。
もちろん、そのようなご依頼があれば
当社の霊安室でお預かりさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

葬儀費用、お葬式に関する事前相談・お見積りなどお気軽にお電話ください。フリーダイヤル:0120-39-1594 HPからのご相談はこちら

さくら葬祭葬儀用語辞典

仮門(かりもん)

仮門(かりもん)とは、葬儀や法事の際に、正式な門を設ける前に仮に設置される門のことを指します。主に葬儀において、遺族や参列者が故人を迎えるために用意されるもので、儀式や儀礼的な意味合いがあります。仮門は、葬儀の開始時にしばしば設置され、参列者が入場する際の目印として、また神聖な場所であることを示すために用意されます。

 

仮門は、正式な門や本来の寺院の入口とは異なり、一時的に設置されるものです。特に、葬儀の儀式が行われる会場への入り口を示すものであり、一般的には竹や木、布などで作られることが多いです。これにより、参列者が厳粛な気持ちで儀式に臨む準備を整えることができます。

 

仮門の設置は、故人の霊を迎え、祭祀を行うために準備を整えるという宗教的な意味合いを持ちます。例えば、仮門をくぐることで、参列者が祭りの場に足を踏み入れることを示し、死者と生者の世界の境界を象徴的に示すとも考えられています。仮門を設置することは、葬儀を行う地域や宗教、文化によって異なる場合もありますが、一般的には清浄な空間への入り口としての役割を担っています。

 

また、仮門は葬儀後に撤去され、後続の儀式が行われる際には正式な門に置き換えられることが多いです。仮門を使用することで、葬儀や法事の儀式に対する敬意を示し、式の進行に一層の荘厳さを加えることができます。

 

仮門は、葬儀においてはもちろん、神事や祝事においても、儀礼の一部として使われることがあります。儀式の前段階として、仮門が設置されることで、参加者がその後の祭りや式典に向けて心の準備を整えるという重要な役割を果たしています。

表書き(おもてがき)とは、贈り物やお祝い、弔事などの際に、包みや熨斗袋に書かれる言葉や文字のことを指します。表書きは、贈り物の用途やその場にふさわしい言葉を選ぶことが大切で、相手への敬意や気持ちを込める重要な役割を果たします。特に、日本の伝統的な贈答文化では、表書きに適切な言葉を選ぶことが礼儀とされています。

 

表書きは、贈り物をする場面ごとに異なり、例えば結婚式や誕生日の贈り物であれば「祝」、葬儀や法事の際には「御霊前」や「御仏前」などが使われます。弔事の場合、表書きは故人に対する敬意や哀悼の気持ちを込めて書かれ、送り手の心を反映させるものとなります。葬儀や法要では「御仏前」や「御霊前」が一般的で、故人の魂を慰めるために贈られます。

 

表書きには、贈り物に対する具体的な意味を示す言葉を選ぶことが大切です。たとえば、結婚祝いの場合は「御結婚祝」、出産祝いなら「御出産祝い」といった具合に、贈る相手の状況に合わせた言葉を選びます。また、表書きの書き方にもマナーがあり、特に祝儀や弔辞などでは、縦書きで文字を記入し、漢字や書体にも気を配ることが求められます。

 

一方で、表書きの言葉は、文字の表現だけでなく、その贈り物を手にした相手に与える印象も大切です。正しい表書きを選ぶことで、相手への配慮や思いやりが伝わり、贈り物の意味が一層深まります。また、表書きは贈り物に対して最初に目にする部分であり、その後のやり取りにも影響を与えるため、十分に心を込めて書くことが重要です。

 

表書きは、贈り物を送る際に欠かせないマナーであり、相手との関係性を大切にするための重要な儀礼的な部分でもあります。

折敷(おしき)

折敷(おしき)とは、食事や供物を載せるための平たい台や器のことを指します。日本の伝統的な食事の際や、葬儀、法事、または神事で使用されることが多く、その形状や用途には深い意味が込められています。折敷は、特に日本の茶道や儀式的な場面で重要な役割を果たすもので、精緻で美しいものが多く、儀礼的な意味合いが強いです。

 

折敷は、木製や漆器、金属製など様々な素材で作られ、そのデザインはシンプルでありながらも美しさを追求しています。サイズや形状にもいくつかの種類があり、食事や供物に合わせて使い分けられます。特に、法事や葬儀の際には、遺族や参列者が食事を取るためのものとして使用されることが多いです。食事を載せる折敷は、料理を整え、品位を保つために使われ、また、その上に供物を載せて故人に捧げる場合もあります。

 

折敷は、日本の伝統的な儀式や葬儀の中で重要な役割を果たすことから、その使用方法にもいくつかの作法があります。例えば、食事を提供する際、折敷は必ず右手で持ち、食事の順番や食材の配置に注意を払うことが求められます。また、葬儀や法事では、故人に対して感謝や敬意を表すために、折敷に供物を整然と並べて供えます。この行為には、故人の霊を慰め、安らかに送り出すという意味が込められています。

 

折敷はその形状や使用方法において、単なる実用性を超えた美的な価値も持っています。特に、家族や親族が集まる場面で使用されると、儀式の荘厳さや格式を保つために欠かせないものとなります。折敷の美しさは、料理や供物の美しさを引き立て、食事や供養の場が一層心を込めたものとなるのです。

一膳飯(いちぜんめし)とは、故人に対して供えられる一膳のご飯のことを指し、主に葬儀や法事、または命日などで使用されます。一膳飯は、亡くなった人が仏教の教えに従い、死後の世界で必要とする食事を象徴的に供えるために用意されます。この行為には、故人の霊を慰め、供養を行う意味が込められています。

 

一膳飯は、特に葬儀の後や法事、また仏壇や墓前に供えることが一般的です。供える際には、一般的に白いご飯を一膳分盛り付け、箸を添えて祭壇に置くことが多いです。また、供物として一膳飯を置くことで、故人の霊があの世で食事をとることができると信じられています。このような供養の形式は、仏教における「施食」や「供養」の一環として行われ、死者への敬意と感謝の気持ちを表すものです。

 

一膳飯の特徴として、基本的にシンプルでありながらも心を込めたものとされます。ご飯の他に、少量の塩や梅干し、または酒を添えることもあります。これらは、死後の世界で故人が困ることなく、安らかに過ごせるようにという願いが込められています。家庭での供養においても、一膳飯は家族や親族が故人を偲び、供養するための大切な儀式として位置づけられています。

 

一膳飯は、葬儀の際の儀式的な側面を持ちながらも、亡くなった人とのつながりを感じるための大切な時間を作り出します。この行為を通じて、生者が死者との絆を再確認し、故人の霊が安らかに過ごせるように祈る心が表されます。また、文化的な背景から、地域や家庭によっては一膳飯の供え方に若干の違いが見られることもありますが、その基本的な意義は変わりません。

別れ花(わかればな)とは、亡くなった人に対して別れを告げるために、葬儀や墓前で供える花のことを指します。この花は、故人を尊び、その霊を安らかに送り出すための大切な供物として使用されます。別れ花は、日本の伝統的な葬儀や供養の中で重要な役割を果たします。

 

別れ花は、葬儀の際に遺族や参列者が故人に対して最後の感謝の気持ちや別れの意を込めて手向けます。特に、葬儀の際にお棺に花を入れる「棺花(かんか)」や、葬儀後に墓前に供える「墓花(はかばな)」として使われることが一般的です。花は故人の霊を慰め、安らかに冥土へ旅立てるようにという祈りの気持ちを込めて捧げられます。

 

別れ花として使われる花には、一般的に菊が多く見られます。菊は日本において「不老長寿」や「精霊の花」としての象徴性を持ち、葬儀で使用する花として非常に適しています。その他にも、故人の好きだった花やその季節にふさわしい花を選ぶこともあります。花の色や種類には、故人との思い出や遺族の気持ちが反映されることが多いです。

 

また、別れ花を送ることは、死者に対する敬意や感謝の気持ちを表すだけでなく、生者と死者の間に心のつながりを感じさせる儀式でもあります。花を手向けることで、故人が生前に築いた絆や思い出を尊重し、今後の生き方においてもその教えを守り続けようとする意識が生まれます。

 

別れ花は、葬儀後の法事や命日などにも供えられることがあり、定期的に墓前に花を供えることで、故人との絆を新たにし、心の中で故人を偲ぶ大切な時間を持つことができます。

六文銭(ろくもんせん)は、日本の伝統的な習慣や信仰において重要な意味を持つ、仏教に由来する金銭の一種です。六文銭は、死者を霊的に送り出すために使われるもので、特に葬儀や供養の際に用いられます。主に、死後の世界での渡し賃として使用されることから、「死者の渡し賃」や「霊の道中の金」としての象徴的な意味を持っています。

 

六文銭は、基本的には銭(お金)6枚が一組となっており、その数には特別な意味が込められています。仏教の教えにおいては、死後の世界で霊が冥界に向かう際、黄泉の国への渡し賃が必要であり、その金額として6文銭が使われるとされています。これは、故人の霊が無事にあの世に到達するための費用であり、親族や遺族が供養として納めるものです。

 

また、六文銭は、葬儀の際に遺族が故人の霊を送り出すために用意することが一般的です。特に日本の仏教葬儀や先祖供養において、六文銭を祭壇や棺に入れたり、火葬の際に一緒に燃やしたりすることがあります。この行為は、死後の世界に向かう霊が安心して旅を続けられるようにという願いを込めています。

 

さらに、六文銭は、武士や戦国時代の家紋にも取り入れられたことがあります。特に、戦国時代の名門武家では、家紋として六文銭が使用され、死後の世界での護符としての役割も担っていました。これにより、死後も家族や一族を守る象徴として大切にされました。

 

現代でも、六文銭は仏教の葬儀や先祖供養で使われることがあり、死後の世界への供養として欠かせない存在となっています。故人を敬い、安らかに送り出すために、六文銭は今もなお重要な意味を持ち続けています。

霊璽(れいじ)

霊璽(れいじ)とは、亡くなった人の霊を祀るために使用される神具や仏具で、主に仏教や神道の儀式で使用されます。霊璽は、亡くなった人の霊を神聖な場所に迎え入れ、供養を行うために重要な役割を果たします。特に、仏教の葬儀や法事、また神道の祭祀において、その霊を敬い、安らかに送り出すために使われるものです。

 

霊璽は、亡くなった人の霊を宿すための「依代(よりしろ)」としての役割を担っています。霊璽には、故人の名前や戒名、またはその霊的な特徴が記されることが多く、故人を敬う気持ちを表す大切な象徴となります。仏教においては、霊璽は亡くなった人の「霊位」を表し、家族や親族が供養を行う際に、この霊璽を前にしてお祈りやお供えを行います。

 

霊璽は、一般的に小さな木箱や札、または石製の板に霊名や戒名が書かれ、家庭の仏壇や祭壇に祀られます。仏壇に祀られる霊璽は、亡くなった人がその霊的な存在を感じられる場所としての役割を果たし、日々の供養が行われる際に重要な存在となります。

 

また、霊璽は、供養の際に家族や親族が集まり、故人を偲ぶための場所となります。霊璽を通じて、故人とのつながりを感じ、心を込めて祈りを捧げることができます。これにより、故人の霊が安らかに過ごせるように、また生前の功績や思い出を尊重する意味を込めて、霊璽が重要な役割を果たすのです。

 

現代でも、霊璽は多くの家庭で使用されており、法事や命日などの際には欠かせない仏具の一部となっています。その存在は、故人を敬う心を育むものとして、今なお尊重され続けています。

依代(よりしろ)

依代(よりしろ)とは、神霊や霊的存在が宿る場所や物を指す言葉で、特に日本の神道や仏教の儀式において重要な役割を果たします。依代は、神霊が一時的に宿るための媒介となる物として、神社の神棚や仏壇、または祭壇などに用いられることがあります。人間の肉体や物理的な対象物に霊的な力を宿らせるとされ、神霊が降臨するための「場」としての役割を担っています。

 

一般的に、依代は「物理的な対象」としては、石や木、鏡、札、または特定の場所などが用いられます。例えば、神道においては神社の神前に供えられた木や石が神霊を迎える依代とされ、これらの対象を通して神霊が降臨すると考えられています。仏教では、仏像や仏具が依代としての役割を果たし、仏の霊性を表現するものとされています。

 

また、依代は人間の肉体にも関連することがあります。たとえば、死者が霊的な存在としての「依代」を必要とするとき、遺体そのものが一時的に霊的な存在を受け入れる場所として考えられます。これは、霊が肉体から解放され、死後の世界へと移行する過程において、遺族がその存在を尊重し、適切な供養を行うために重要な意味を持ちます。

 

依代は、霊や神霊を敬う心を表すものであり、特に日本の伝統的な宗教儀式や風習において、霊的な「媒介」としての役割を果たします。依代を通じて、霊と人々とのつながりを維持し、神聖な力を身近に感じることができると考えられています。

 

現代でも、依代として使われる物は、神社や寺院の祭事、また家庭での先祖供養などに見られ、伝統的な宗教儀式の中で重要な存在です。

埋火葬許可書(うめかそうきょかしょ)は、故人の遺体を火葬または埋葬する際に、地方自治体から発行される正式な許可証です。この許可書は、遺族が火葬または埋葬を行う前に、法律に基づいて必ず取得しなければならないもので、正式な手続きを経て発行されます。火葬や埋葬に関する法律や地域の規定を守るため、重要な役割を果たします。

 

埋火葬許可書は、遺族が亡くなったことを証明し、遺体が火葬または埋葬されることを許可するものです。通常、死亡診断書が提出された後に、市区町村役場で手続きを行い、必要な書類を提出することで許可書が交付されます。許可書を受け取ることで、遺族は合法的に火葬または埋葬を行うことができます。

 

この許可書には、亡くなった人の氏名、死亡年月日、死因、火葬または埋葬の日時と場所、遺族の氏名や住所などが記載されます。また、許可書には署名や押印も必要で、行政機関から発行された正式な書類であることが確認できます。

 

火葬が行われる場合、埋火葬許可書は火葬場での手続きにも必要です。火葬場においては、この許可書を基にして、法的に問題のない火葬が行われます。火葬後は遺骨を遺族が受け取り、その後の埋葬や遺骨の取り扱いが進められます。

 

埋火葬許可書は、遺族の個人的な手続きを補佐するだけでなく、法律を遵守し、適切な方法で故人を送るために必要な重要な書類です。また、火葬や埋葬を行う過程で、後々のトラブルを防ぐためにも重要な役割を果たします。

枕飾り(まくらかざり)は、故人が亡くなった後、最初に行う供養の一環として、遺体の枕元に供える飾り物や供物のことを指します。主に仏教の葬儀において行われる習慣で、故人の安らかな旅立ちを祈り、死後の世界へ無事に導かれるよう願いを込めて飾られます。枕飾りは、故人が亡くなった直後に行われ、枕元に供物や花、灯火などを飾ることで、霊が安らかに過ごせるように配慮します。

 

枕飾りの内容は、地域や宗派、家庭の習慣によって異なりますが、一般的には以下のような物が供えられます。まず、故人の好物や新鮮な食べ物が置かれることが多く、これには生前の故人を偲び、その霊に捧げる意味が込められています。また、枕元に供えられる花やお香も重要な役割を果たします。特に、花は「花祭り」とも呼ばれ、故人の霊を引き立て、浄化する意味があります。

 

さらに、枕飾りには灯明も欠かせません。灯明は霊を照らし、暗闇の中で故人が迷わないようにという願いを込めたもので、仏教の儀式においては、清浄な光を象徴するものとされています。燭台や灯篭に灯された火は、故人を照らし、その霊を見守る存在となります。

 

枕飾りは、遺族が故人を尊重し、霊に対する敬意を表す大切な儀式であり、また、家族や親族が集まり、故人の冥福を祈る時間でもあります。このように、枕飾りを通じて、遺族は故人との別れをしっかりと受け入れ、心を整理し、次の儀式へと進む準備を整えます。

 

現代では、枕飾りを行う家庭は減少しているかもしれませんが、伝統的な供養の一部として今も行われている地域や家庭もあります。

TOP