火葬 (かそう)
火葬(かそう)は、遺体を葬るための処理の一つで、遺体を焼却することである。また、遺体の焼却を伴う葬儀全体。
火葬をおこなう施設や建築物を火葬場と呼ぶ。日本では、火葬の後の「焼骨」は骨壷に収(拾)骨され、土中に埋葬(法律的には「焼骨の埋蔵」)されるか、納骨堂等に収蔵されることになる(墓地、埋葬等に関する法律第2条)。従って、「葬儀の方法の一つ」というよりも、その、一過程であるという考え方もある。また、安定化、減容化処理の方法と言うことも出来る。公衆衛生的な利益と言う面も見逃せない。廃棄物の衛生的処理と同じ考え方とも言える。死体がいわゆる「生ゴミ」と全く同じ性質のものであるからだ。 散骨される場合もあるが、現在では条例等により禁止・規制している地方公共団体も出現している。
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